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2007/10/26 (Fri) 16:28:12

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”ドイツ(ベルリン)編つづき

次に私たちが向かったのは、ベルリンの有名な自家焙煎珈琲店「アインシュタイン カフェ」です。

地図を見ながら、何度も同じ道をいったり来たりし、ガイドブックに書いてあるその「アインシュタイン」を探すのですが、全然たどり着けません。
そこで、わたしは、道行くドイツ人に道を尋ねることにしました。
実は、日本でも道に迷ったらすぐに道を尋ねることにしているので、「ココがドイツだろうが関係ね~っ!」という感じでした。

ドイツでは、もちろんドイツ語しか通じません。
でも、行きたい場所の字を見せて、指差すと、にっこりと親切に教えてくれました。
私たちが今いる場所の斜め前を指指して、「そこよ。」と。

やっぱり近くまで来てたんだ。
でも何度も通り過ぎたのはなぜ?建物がドイツらしくて、ここドイツになじんでいたからでしょうか?

http://www.cafeeinstein.com/cafehaeuser.php←店内の雰囲気。この写真では、イケメンのお兄さんが給仕をしていますが、わたし達の給仕をしてくれたのは由緒正しい感じのはげたおじさんでした。

店内はこの写真のように落ち着いた感じで、いかにも由緒正しい様子でした。
私たちは、明らかに浮いた存在です。
そんな緊張感からか、味については覚えていないという有様ですが、珈琲もケーキもまあおいしかったということにしておきます。
ドイツの大統領も、たまにここのカフェでランチを楽しむそうです。

その夜、私たちは、ドイツ料理を食べよう!と意気込んでいました。
私たちの探していた店のイメージは、”観光客が行く大きな老舗ではなく、日本の食堂のようなところ”でした。
どうしてもそのような食堂で、ドイツベルリン地方の名物料理「シュバインハクセ(豚肉の骨付きすね肉のロースト)」や「アイスバイン(塩漬けした豚肉の足をゆでたもの。)」等のドイツならではの特徴的料理を家庭の味風に食べたかったのです。(もちろん地ビールも!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Schweizerhaus04.jpg←ここをクリックすると「アイスバイン」がどんなものか見ることができます

そしてついに”Zum Topfgucker"という一軒の食堂を見つけました。
その店の前に出してあった看板に「シュバインハクセ(アルファベットで)」と書かれていたのです。
でも、そのお店はなんとなく入りづらそうな雰囲気で、店の前をうろうろしていました。
すると、白い前掛けをした2m近くあるでっかいおじさんが、けだるそうに
「くいたいのかい?」
らしきことをドイツ語で聞いてきました。(らしいだけで、本当のところなんといっているのか全く分かりませんが・・。)どうもこのおじさんは休憩していたらしいので、けだるそうだったようです。
そのけだるそうな様子にわたしたちはこの店の入る勇気が少し薄れ、とまどっていると、
「わたしのワイフは英語がしゃべれるからつれて来るよ。」
みたいなことをいって奥さんを呼んできてくれました。
本当は親切な人だったんですね。
その奥さんはにこやかに登場したので、少し安心しました。
そして、
「アイスバインやシュバインハクセが食べたいんですけど。」
というと
「シュバインハクセはあるわよ。」
とにこやかに笑いながら英語で答えてくれたので、無事にこの店で食べることに決定しました。
店内はろうそくの明かりだけのいい雰囲気で値段も手ごろで最高でした。
もちろんわたしたちは、「シュバインハクセ」を注文。
しかし、出てきたのはまるで原始人が食べるような骨が付いたドデカイ腕より太い肉の塊でした。
私たちは、一人ずつこれを注文したことに後悔しつつも完食。
もちろんビールとともに!しかし、味や雰囲気はとても好きだったので、次の日もここへ通いました。

実は、わたしたちが、「シュバインハクセ」と格闘している時、隣に座っていたカップルが「ハンバーグ」らしきものを食べていたのです。
本場のハンガーグ。
絶対食べたいと思った私たちはもう一度どこの店に来ることを決めました。

2回目の夜、さっそくおばさんに、
「ハンバーグおねがいします。」というと
「ハンバーグ???」といわれたので、
「ハンブーーーールグ」とドイツ語風に(私の思うドイツ語風)発音してみると
「ハンブルグはドイツの都市の名前よ。メニューにはないわ。」と怪訝そうにいわれました。
(え~昨日カップルがたべてたじゃん。)
どうしてもハンバーグが食べたい私たちは、こんなこともあろうかといつも携帯しているメモ帳に絵を書いて説明しました。

20071026155412.jpg

おばさんに「ハンバーグ」のことをドイツ語でなんというのか書いてもらった。

すると、おくから白い前掛けのあのでかいおじさん(シェフ)が現れて絵を見た後うなずきながら、
「これだろ?」と丸めた肉を持ってきてくれました。
ついに分かってもらえた時「イエース、イエース。」とパタリロと大感激しました。

そして、ついにハンバーグの発祥の地ドイツで「ハンバーグ」を食べることができました。
そのハンバーグはドイツ人サイズで日本のものの2倍はありましたが、味はコクがあっておいしくペロッといただきました。
もちろんドイツのビールとともに!

しかし、誰が「ハンバーグ」なんていう紛らわしい名前をつけたのでしょうか?
日本の常識は世界では全く通用しませんね。

おばさんは私達日本人が「ハンバーグ」と呼ぶその料理を
「肉のたまねぎと目玉焼きのせね。」と呼んでいました。

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『深やき珈琲 そにろき』
http://www.sonirokicoffee.com
←私たちの自家焙煎珈琲豆のお店です。ぜひ、遊びに来てください。
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2007/10/21 (Sun) 12:37:05

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”ドイツ(ベルリン)編つづき

オランダを出発した私たちは、ドイツに私たちの好きな「深煎り珈琲」のおいしい店が多いらしいとの情報を元に、ドイツへ行きました。
まず、ドイツの首都ベルリンでその珈琲店を探すことにしました。

まず、いつものようにインフォメーションセンターで宿探しです。
が、なぜかインフォメーションセンターが見つかりません。
そこで、久々にパタリロ登場。
パタリロの電話予約テクニックで、無事に宿が決定しました。(祝!)
ちなみに、「地球の歩き方 ヨーロッパ編」のドイツの章を参考に電話しました。
2人で一泊65€朝食付き、一人に換算すると、32€(約4000円)です。
しかも、朝食はバイキング方式。
いろいろな種類のハムやソーセージ、そしてチーズ、果物がとり放題!!とっても素敵なシステムです。
ヨーロッパはこの方式が多いので助かります。

宿も決まり、一息ついた私たちは、ベルリン市内観光へと繰り出しました。
”ブランデンブルグ門”、あの”ベルリンの壁の一部”、”ポツダム広場”、日本の有名な電気メーカーソニーが建てた大きなプラザ、”ソニーセンター”などを見学しました。

DSCN0241.jpg

ブランデンブルグ門の前で。たくさんの観光客とともに。

DSCN0237.jpg

ベルリンの壁の一部。ところどころオブジェのように残してある。生々しい歴史の一部。

DSCN0239.jpg

東と西を監視していた監視塔。

”ベルリンの壁”近くの広場でかわいい自転車の屋台が出ていて、自転車のハンドルにパンのようなものがたくさんかけてありました。
よくみると看板に「プリッツ」(アルファベットで)と書いてありました。
プリッツ!?
「日本ではあんなに小さくポリポリとしているのに・・本物は、こんなに大きいパンだったんだ。」
目が点になりました。
しかも、そのまま自転車の取っ手にかけてある。
食品衛生法は大丈夫なのか??
など、疑問もわきましたが、面白いので、すぐに購入し食べてみました。
あごが痛くなるほど弾力があり、味は塩味オンリーでした。
味は確かにプリッツです。
「あのアメリカのブッシュ大統領も大好物でよく食べていて、のどに詰まらせて死にかけたことがあるらしいよ。」
と隣で豆知識の宝庫パタリロさんが語っていますが、それどころではありません。
私も、あごが外れそうになりました。
でも、驚いたことにドイツ人の若い夫婦は赤ちゃんにプリッツを食べさせていました。
恐るべしドイツ人!死んでしまったりしないのか?

http://www.glico.co.jp/kinenkan/kashi/kashi5.htm←プリッツの歴史です。参考にしてください!

DSCN0240.jpg

”プリッツ ”を食べているパタリロ。
パタリロは私のあごが疲れてほとんど残ってしまったプリッツを、「もったいない!」とがんばって食べてくれています。

ky20051206_038m.jpg

プリッツェル!

ひと段落して、道を歩いているとまたもや屋台発見。
今度は、イチゴの形をした赤い建物が目に入って来ました。
なに!?近づいてみるとイチゴの形をした建物で、イチゴの付いたTシャツを着たおじさんが、イチゴ売っていました。
しかも、その屋台ではイチゴしか売っていない徹底ぶり。
イチゴには目がない私は、早速一パック3.5€(約450円)のイチゴを購入。
考えてみると値段が高いような気もするけど、2人で食べても食べても減らず、空腹が満たされたのにまだイチゴは残っており、ホテルにまで持ち帰るという量でした。
そして、イチゴを食べながら歩くという経験も初めてで、何だか新鮮でした。
私たちが買った後、おばあちゃんがイチゴを買って食べ歩きしていた姿も、妙にかわいかったです。

イチゴが大好きな私にとって、ベルリンは「イチゴの町」という印象になりました。
(この時期ちょうどイチゴの旬で、いい時期に来たみたいです。)

DSCN0245.jpg

イチゴを食べて、とても満足。
後ろに写っているおばあちゃんも購入。


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2007/10/13 (Sat) 16:27:35

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”オランダ(アムステルダム)編

「キンデルダイク」でオランダらしい風車の風景を満喫した私たちは、次の日オランダの首都「アムステルダム」へ行きました。

今回の目的は”アンネの日記”で知られているアンネ・フランクさんが隠れ住んでいた家を見学することと、有名なオランダ人の画家ゴッホの美術館を見学に行くことです。
(あっそういえば、スペインではピカソ美術館に行きました。ピカソの絵を生で見たというのに書き忘れていました・・。)

・アンネの家http://www.annefrank.org/content.asp?pid=2&lid=2←ココをクリックするとアンネのことが分かります。(英語ですけど・・)

天気があまりよくなかったのですが、「アンネの家」では、見学をするための行列ができていました。
世界中の人が、第二次世界大戦中に起きた悲惨な出来事に関心を持っているんだなと思いました。
アンネの家の中は、アンネが隠れ住んでいた部屋がそのまま残され、アンネが書いた本物の日記や、アンネが集めていた映画スターのブロマイドなどの日用品が展示してありました。
平和について深く考えさせられ、勉強になる場所でした。


・ゴッホ美術館http://www3.vangoghmuseum.nl/vgm/index.jsp?page=paginas.talen.ja←ココをクリックするとゴッホ美術館に行った感じになります。

ゴッホ美術館というだけあって、ほとんどゴッホの作品が展示してありました。
1・2階はゴッホの油絵で、地下1・2階はゴッホのデッサン(下絵)の展示室でした。
私たちは、美術とはほとんど縁もゆかりもありませんが、専門家のように知らず知らずのうちにゴッホの作品の批評をしていました。

「この作品のこの人物がこの位置だったらもっとよかったね。」
「これは、いい色が出てるね。ゴッホさん」
などなど。(いったい私たちは、何様のつもりなんだろう。)

しかし、ゴッホの絵が世間の人に認められたのはゴッホの死後だったとは・・・。
ゴッホも知らない「ゴッホ美術館」。
う~ん、なんともいえない複雑な気分です。

その後、わたしたちは、アムステルダムの水路がたくさんある街中を散策しました。
と、突然パタリロが
「オランダといったらハイネケン(ビールの名称)。本場で本物のハイネケン飲まんでどうする!」
と急に騒ぎだしました。
きっと、ビール好きの彼は、ビールが飲みたいので理由をつけただけなのでしょう。
が、わたしもビールは大好きです。
さっそく川沿いにあった、古くからやっているような、ろうそくで明かりを取っている陰気くさい?!いえいえ、いい雰囲気のパブ?(カフェ?)に入りハイネケンを1パイ飲んでいい気分でホテルに帰りました。
何だかヨーロッパに来てからお酒の量がふえたような・・。

明日はドイツに入国します。
やはりビールといえばドイツなので楽しみです。

最後にオランダの珈琲について・・・。
ヴァイジス&ゾネンという自家焙煎のお店や、街中のカフェへ行きました。
それぞれのお店で豆を購入してホテルで淹れてみましたが、残念ながら私達が求めているような味ではありませんでした。


DSCN0234.jpg

アムステルダムの町。水路がたくさんありみんな自転車で移動している。


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2007/10/07 (Sun) 11:20:45

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”オランダ(ロッテルダム)編つづき

ロッテルダムに着いた私たちは早速インフォメーションセンターへ行って宿を探しました。
そして、すぐに一泊ダブルの部屋が二人で62€(約8060円)というホテルに決定しました。(祝)

こんなに安いのに、着いたホテルは高そうなところだったので「ほんとうにここ?」と何回もホテルの名前を確認しましたがそうでした。
フロントで「インフォメーションセンターでさっき予約してもらったんですが?」
と言うとフロントのおじさんがなにやらざわざわ首をかしげながら相談しています。
「???」と思っていると、しぶしぶといった感じで「はい。聞いています。」と手続きをとってくれました。

部屋もとてもきれいで、シャワーもトイレも共同ではなくきちんとついていました。
しかも、ケーブルテレビのチャンネルもたくさんあり、映画も見放題の様子。
しかしなぜこんなに安いの?と思って部屋を見渡すと、壁に値段表が貼ってありました。
「一泊123€(約16000円)だって!!パタリロ~。」

普段は一泊ダブルの部屋が二人で123€のところを5時近くにインフォメーションセンターへいったため最終レートというのが適応されたらしくなんと62€でした。それでフロントの人が「?(ハテナ)顔」だったわけですね。
わたしたちは、とてもラッキーでした。
ゆっくりできました。
ああ、ありがとう。

DSCN0227.jpg


(ココが泊まったホテル。この写真では詳しいことは分からないと思いますが安宿ではないです。)


次の日いよいよ「キンデルダイク」という世界遺産の場所へ行くために、船に乗り込みました。
優雅に運河の中を進む私たちの船。 
かっこいー。
これこそヨーロッパ旅行としばしこの雰囲気にひたっていました。

そして、現実には貧乏な私たちは、せっかくだから優雅な気分にもっとひたろうと1つのアップルパイと2杯のカプチーノを注文しました。
「アップルパイには生クリームを添えてください。」とお願いして・・。

2人で仲良く1つのアップルパイを食べて残り少なくなったその時、思いつめたような声でパタリロがいいました。
「アップルパイには生クリームがすごくあうから、生クリームの量を考えて食べようよ。」と。
(は~。生クリームの量??もう少ししか残ってないじゃん、アップルパイ。今そんなこと言ったってもう遅いわ、ぼけ~。)と心の中で言いつつパタリロのいうことをさらに黙って聞いていると、
「なんで、生クリームの量を考えて食べないの?生クリームばっかりたくさん食べたらアップルパイと一緒に食べる分がなくなるやん。」
とわたしにとっては「しょーもないこと」をいわれ大ゲンカ。
くだらね~。
何やこのけんか。
あほっぽい。
でも、このときはこのことで延々キンデルダイクに着くまで約2時間話し合い、優雅な気分もどこかへふっ飛んで行きました。
ものすごくがっかりでした。

まあ、わたしが、
「そうだね。今度から考えて食べるよ。」
と言えば喧嘩にならなかったんでしょうが
「何こまかいことを言ってるんだこのパタリロ~。器の小さいやつ。」
と思ったのが顔に、いや言葉に出てしまいこういう結果になりました。
パタリロも、今回はあきらめて、食べ終わってからもしくは次の機会にいってくれればよかったのに、楽しく食べているときに言うなんて・・。
特にアップルパイが名物というわけでもないのに、ただ注文しただけのアップルパイでこんなに大喧嘩するなんて。
とにかく食い意地が張っている私たちは、ヨーロッパだろうが、日本だろうがよくこんなケンカを繰り広げています。
本当にお子ちゃまです。

最後に、「キンデルダイク」はとてもきれいですばらしいところでした。にっこり 
そして、「ハウステンボス」はオランダ以上にオランダらしいところです。
「ハウステンボス」のクオリティーの高さを改めて実感しました。

DSCN0233.jpg

「キンデルダイク」に行くために乗った船。
なんかオランダっぽい。
けんかの思い出だけが強く残っている。
往復乗船したので、帰りはさすがに仲直りして、優雅に乗ることができました。

DSCN0230.jpg

まだ「アップルパイの生クリーム事件」のわだかまりが残るひきっつった笑顔の私達。

DSCN0228.jpg

「キンデルダイク」の風車はさすが世界遺産です。
いまは、オランダ国内でも風車はあまり残っていないらしい。


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