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2008/03/22 (Sat) 15:09:16

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン” 帰国編

いろいろあったヨーロッパの旅も、ついに最終日を迎えました。

わたしたちは、ヨーロッパに到着した時よりもずいぶん荷物が増えました。
パタリロが約20kg、わたしが約10kgのバックパックをそれぞれ背負い、さらに、新しく購入した大きなビニール製のバックの中に、今回の旅で購入したぬいぐるみやら、陶器やらをいれ、それぞれが、両手に持ちました。
すごい荷物ですが、イタリア、テルミニ駅の近くのホテルに泊まっていたため、空港行きの列車には、すぐに乗る事ができました。

いよいよ、ヨーロッパとお別れ。
またまた、長い空の旅にでることになりました。
私たちの格安航空券は、バンコクと台湾の経由のため、2度も離着陸を繰り返しました。
その度に、夕食なのか、昼食なのか分からない食事が出てきました。
イタリアを離陸してすぐと、その後、そして、バンコクを離陸してすぐ、そして、台湾を離陸してすぐで、なんと計4回も食事をしていました・・・。
さすがに、食べることが楽しみな私たちでも、うんざりしました。
完食はしましたが・・・

そんなこんなで、約22時間後、ようやく、広島空港へ到着しました。
到着した時は、さすがにくたくたでした。

それなのに、やっぱり税関職員は、わたしたちの怪しげな荷物を見逃しませんでした。

台湾から帰ってきた人の中に、ヨーロッパから帰ってきたという珍しいカップルがいるので、案の定荷物をチェックされました。
しかも、いかにも新米というような感じの女の子でした。

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いかにも怪しいパタリロと彼の母

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パタリロ両親とわたし。

わたしたち、とくにパタリロの風貌が怪しかったのは事実ですが、何も怪しげなものを持っていないのに、疑われるのは腹が立ちます。
疲れていたというのもあったのか、ものすごくむかつきました。

「入っているのは、かわいらしいぬいぐるみや、陶器だけで、麻薬捜査犬のビーグル君も、くんくんにおいをかいだけど、とーぜん何の反応もしなかったのに、まだ調べるんですか?税関さんよ~。」
と、心の中で思いました。
しかも、「これはなんですかね?」とヨーロッパの品をいちいちめ珍らしそうに見物して、いちいち説明??「は~。」思わず、私のため息が漏れました。

私たちのそんな様子をやっと、察知したベテランのおじさんが
「はい、ありがとう。もういっていいよ。」
といって、やっと開放されました。

もうっ、ビーグルちゃんの反応を信じろよ。
パタリロのご両親が、空港に迎えに来てくれてて、とても心配してたじゃないか~。
しかし、私たちの様子を見て、
「まあ、調べられるのもしょうがないね。」
と納得しておられました。

終わってみると、約2ヶ月という旅もあっという間でした。
滞在した国は、イタリア、スイス、スペイン、フランス、オランダ、ドイツ、デンマーク、オーストリアの8カ国です。
次回、もし行く機会があったら、東欧と北欧へ行きたいと思いますが、いつになるかは分かりません・・。

ユーレイルパスという券を使ったため、列車には格安で乗る事ができました。
そして、この券の最後の特典として、券についているアンケートに答えると、粗品がもらえるということなので送ってみました。
その粗品が、下の写真です。

わたしは、ユーレールマークの入った携帯用ラジオを、パタリロは、デジタル目覚まし時計をもらいました。

しかし、ラジオは、ヨーロッパでしか聞くことができない周波数だったため、ただの飾りにしかなっていません。
どうしたらいいんでしょうか。

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たどった、列車の線。

DSCN1202.jpg

これが、ユーレールパス。

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アンケートに答えてもらった、粗品。
左が、ラジオ。

ちなみに、勉強した珈琲の店については、これからまとめて書きます。



『深やき珈琲 そにろき』
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2008/03/15 (Sat) 11:47:54

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン” スリとの遭遇、イタリア(ローマ)編つづき

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「サン・タンジェロ城」。
どこへ行っても、このようにローマっていう感じの建物ばかり。

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博物館?

ついに、ヨーロッパの旅も最終日を迎えました。
わたしたちは、ローマ市内のまだ見て回っていない場所を観光しました。
ローマ法王の住んでいる小さな国「バチカン市国」や、なぜか、とても行きたかった、世界最古の公衆浴場「カラカラ浴場」(別府に住んでいたことがあるからか?)などを見て回りました。

お昼ごはんにおいしいピザを食べようということになり、有名なピザやさんにやっとのことで着きました。
時計はすでに2時半。

しかし、お店は、夏休みをとっており、開いていませんでした。
(やられた~)さらに、近くの別のお店も開いていませんでした。がっかり。
力を落とした私たちは、途方にくれました。
おなかもぺこぺこです。
それで、
「しょうがないから、ホテルにもどってスーパーで買ったハムとチーズとパンでも食べようか。」
ということになりました。

しかし、ホテルまで歩いたら、1時間はかかる場所まで来ていました。
もうおなかがもちません。
わたしたちは、
「歩くのは無理。治安が悪いとか言ってる場合じゃナイよ。地下鉄を使おう。」
ということで珍しく意見が一致しました。

地下鉄は、とても治安が悪いと聞いていたので、ローマでは常に徒歩移動を繰り返していた私たちでしたが、連日40度を越える猛暑の中、歩き続けていたので、ついに私たちの体力にも限界が来てしまいました。

地下鉄は、超満員でした。
たくさんの外国人観光客らしき人と、地元の人たちであふれかえっていました。
その中で、日本人らしき客は、私たちだけでした。

地下鉄が駅を出発し、ほっと一安心。
しばらくすると、私が斜めにかけているバックが、なんだかごそごそと動いているような感じがしました。
ふと、バックを見ると、隣のサングラスの女が、わたしのバックのチャック開けようとしていました。

「うわ~スリだ~。パタリロ~。この女スリだよ。私のバックのチャックを開けようとしてるよ。」

とわたしは、隣にいたパタリロに叫びました。
私のバックは、ヨーロッパはスリが多いということを考えて、チャック式。
そして、中の財布は鎖でがっちりつないでいました。
その甲斐あって、財布をスラれる事はなかったのですが、非常にムカつきました。

しかも、それから次の駅に着くまでスリを真ん中に、私とパタリロが囲むような形で立っていて、さらに超満員なので、スリもわたしたちも動くことができずものすごく至近距離で15分くらい過ごすことになってしまいました。
わたしたちは、イタリア語が話せないので、イタリア語で文句をいうことができないし、英語も通じません。
でもムショーに腹が立ったので、日本語で
「すろうと思っても無駄だよ。あほ~、ぼけぇ。」
とかなんとか力いっぱい言ってやりました。
駅に到着するや否や、スリはすばやく走り去っていきました。 
まったく、なんてやつだ。

しかし、今までイタリアの地下鉄を避けてきたのに、つい乗ってしまうなんて・・・。
旅の疲れには、勝てませんね。
でも、このブログに書くためのいい話題になったし、なにより、わたしのスリ対策が成功したので良しとします。
また、もしスリにあってもきっと大丈夫。ふふん!

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バチカン市国のローマ法王が住んでいる、カトリック教徒の総本山「サン・ピエトロ寺院」の前。
この広場で大喧嘩をしたが、一応写真は撮っておこうということになり、喧嘩の合間に撮った一枚。
すごい顔をしたパタリロ。(ちなみに昨日、1時間も並んでサン・ピエトロ寺院に入ろうとしたら、入り口で守衛に「ナイフを2本も持っているので入れないよ!」と怒られた。(当たり前だよ)それも彼をこんな顔にしてしまった原因らしい。今日は2度目のチャレンジ)

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サン・ピエトロ寺院の中のミケランジェロ作の「ピエタ」像。
とてつもなく有名らしい。


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「サン・ピエトロ寺院」内の礼拝堂。

DSCN0363.jpg

「サン・ピエトロ寺院」天井の壁画とモザイク。
とにかく何だかすごい。



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2008/03/09 (Sun) 14:37:53

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”イタリア(ローマ)編

ついに旅も最終段階に入りました。
私たちの旅は、”ローマに始まってローマに終わる”計画だったので、ローマへ帰ることになりました。

ローマは、最初にヨーロッパに着いたとき、5日ほど滞在していました。
すでに、一度ローマに滞在していたので、「ローマはチョロいね。」と思っていた私たち。
以前泊まったホテルは、安くて、駅に近かったので、もう一度同じホテルにしよう!と意見が一致しました。
今までだったら、ほとんどインフォメーションセンターで予約をしてもらっていたのに、今回は自分達でホテルに電話をすることにしました。

たまたまホテルの名刺をもらっていて、電話番号を知っていたので、テレフォンカードで電話をかけました。いつもの気の知れたおじさんが電話に出てくれ、つつがなく予約が終わり一安心しました。
が、私は、たま~に働く野生の感でなんだかいやな予感がしました。

でも、そんなことは忘れ、予約したことに満足して一安心した私たちは、2度目のローマ滞在を楽しみにしていました。

そして、ついに最終地点ローマに再び到着しました。
しかし、心配は無用です。ホテルまでの道順はもちろん知っているし、るんるん鼻歌を歌いながら「HOTEL MASALA」に到着しました。
フロントのおじさんもいつものアーノルドでした。(勝手につけた名前ですが・・・。)おじさんは、
「HEY!YOU.お~また泊まってくれるんだね。」
と喜んでくれました。
「YES。ここが気に入ったんだよセニョール。」
とわたしも”ちびまる子ちゃんの花輪君”になったような気分で答えました。
「それじゃあ、この間と同じ部屋を用意してあげよう。」
とアーノルドは言ってくれました。
そして、2回目なのにまるで常連のような会話を2,3交わし、宿泊料金を払おうとしたその時、私たちは凍りつきました。
今回の宿泊費が、この間泊まった宿泊費の2倍になっていたのです。アーノルドの顔を見るとニコニコ笑っておりふっかけている様子はありません。
そこで、わたしは、すべてのことがわかりました。いわゆるアハ体験をしたのです。インフォメーションセンターで頼んでいたホテルは、特別な格安料金だったのです。日本でも、直前割引とか呼ばれているものです。

部屋に着いた私たちは、今まで行ってきた節約の数々を思い出し、こんなことで浪費するなんて~と泣きました。以前払った値段は、一泊68€=8840円、今回はなんと、一泊136€=17680円です。ちなみに日本でいうと素泊まりのトイレ・風呂共同の部屋です。た・たかい。今回のたびで、一番高いホテルとなりました・・・。

でも、アーノルドは優しいし、「もうしょうがない」とあきらめ市内観光に出かけました。


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遺跡の前で。

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何かの銅像の真似をして気を紛らわすパタリロ。

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2008/03/02 (Sun) 14:52:26

取材を受けました。

読売新聞の折り込み情報誌「ひろしま県民情報」の取材を受けました。(広島県内だけの発行です)
やはり、私たちのお店はみつけにくく、当然のように記者の方も迷われたようでした。(車にはカーナビ付いてたそうです)そこで、急いでパタリロに迎えに行ってもらいました。

取材は、とても和やかな雰囲気で行われました。とても気さくで、雰囲気の良い記者さんが、わたしたちに質問をしたり、写真を撮ったりと忙しく働いておられました。
たくさんお話をして、結局わたしたちのウンチクを語ってしまい「うっとーし」かったかもしれません・・・・。
知っている方もいらっしゃると思いますが、わたしたち夫婦は、話がくどくて長いんです・・。
特にパタリロ・・・。

という感じで、取材は2時間半にもおびました。記者さんお疲れ様でした。体調が悪かったのに、大変だったと思います。

ちなみに、3月26日発行の読売新聞の折込情報誌「ひろしま県民情報」をぜひ確認してみてください。
残念ながら、わたしたちは、読売新聞をとっていません・・・。


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記者の方と。

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2008/03/01 (Sat) 13:53:42

”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”イタリア(ヴェネチア)編つづき

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サン・マルコ寺院のベランダから見た景色。

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寺院の壁画


次の日、ヴェネチアの大聖堂「サン・マルコ寺院」へ行きました。
雨にもかかわらずものすごい人で、入場するために、入り口でたっぷり1時間半も並びました。

やっと中に入り、いよいよハイライトの”黄金の壁画に宝石がちりばめられた絵”「パラ・ドーラ」のところへ行くと、その絵を見るために入場料以外にまたお金が必要でした。

「え~、地獄の沙汰も金次第とはこのことだ。キリスト教の寺院の中にある秘宝を見るためのお金って・・・。」とは思いましたが、とても、珍しいものらしいので、並んで見学することにしました。

サン・マルコ寺院では、寺院内の写真撮影は禁止されていてしかも、警備員までいるのに、みんなパシャパシャ写真を撮っていました。
わたしたちは、もちろん撮っていませんでしたが、警備員はいったい何のためにいるのだろうと思うとなんだかむしゃくしゃしてきました。

などと考えていると、宝石でできた絵を見学する順番が回ってきました。
「あれ、また誰かが写真を撮ってる。も~。」
と思っていたらパタリロです。
「はあ~。なんであんたまでもが・・・。」

すると、同じように並んでいたアメリカ人の女性が
「Stop.Taking」(やめなさいよ。)
と注意してきました。

「やめろパタリロ」と私も言おうとしたその時、パタリロが
「他の人にも言ってください。何であんたに言われないといけないんだ?」
と挑戦的にそのアメリカ人に言い返していました。

それを聞いて、アメリカ人の女の人達はえらく怒っていました。そして、警備員のところへ行って、英語でパタリロのことを話していたようでした。
でも、警備員は英語が分からないらしく、「???」の顔をしており、やっとのことで、その女の子の言うことを理解したようでした。
5分以上たって、やっと、警備員の男が探し始めました。

「え~~、なんで。今まで誰も捕まえてなかったジャン。」
と思ったのですが、結局、人が多すぎて、写真を撮ったのが誰か見つけることはできないようでした。

パタリロはこういうときには、とてもワル知恵が働きます。
「じっとして。へんに逃げたらあやしまれるから。」
といって何事もなかったかのようにゆっくり順路を進み、無事にサン・マルコ寺院を後にしたのでした。

警備の男の人は走って「パラ・ドーラ」で写真を撮った犯人=パタリロを追いかけていましたが、横をすり抜けていきました。

まるで、私が悪いことをしたように、ドキドキしました。
変なことで捕まるところだったので、パタリロには後でたっぷりお説教をしておきました。
撮らなくてもいい写真を撮って怒られて、本当に最低です。

「そんなにあの写真が撮りたかった?」
と聞くと、
「全然撮りたくなかった。ただ、ポストカードがあんなにたくさん売ってあるのに、撮っちゃいけないなんて横暴だと思って。しかも、みんなコソコソ撮ってるのに注意しないから・・・」
と言っていました。
う~ん。パタリロが悪い。


400px-Pala_D27OroII パラ・ドーロ

これが、黄金と宝石の壁画「パラ・ドーロ」。
確かにキラキラしていてきれいだが、私の美的j感覚とはちがう・・。
この写真はウィキペディアから引用。
パタリロの撮った写真は、結局変な風にしか撮れておらず、すぐに消去した。


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1800年代続く老舗のカフェ「フローリアン」。
珈琲の味は、特別においしいと言うわけではないが、老舗の雰囲気は十分感じることができた。
お店のテラスではクラッシックの生演奏をしていました。

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わたしたち、フローリアン似あわね~。

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