”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”ドイツ(フュッセン)編その1
~ブフ
おじさんとの出会い~
ずっと、もしわたしたちが、ドイツへ行くことがあれば行ってみたいと思っていた場所が、”ノイシュバンシュタイン城”でした。
それを実現するために、私たちはノイシュバンシュタイン城の拠点の町、フュッセンへと向かいました。(このお城は、ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなったお城だそうです。)
午後にフュッセンに着いた私たちは、いつものようにインフォメーションセンターへ。
しかし、今回は、予約まではしてくれず、ホテルの紹介とホテルまでの行きかたを教えてくれただけでした・・・。
「ちぇっ、けち!でもまあ、何とかなるだろう」
と気を取り直して20キロ近くあるバックパック(大きなリュック)を背負い一軒一軒ホテルを訪ねて回ることとなりました。
観光シーズンのフュッセン、どのホテルも満室です。1軒目、2軒目、3軒目と断られ続け、スペインに続いて2度目のピンチを向かえ、くじけそうになりました。
それもこれも、この重い荷物のせいです、きっと・・。
ホテルが見つからないことと、荷物の重さで、2人とも変なテンションになり、
「次に海外に行く時は、小さなバックと、ビニールの買い物袋で行ってやる~。」
と変な逆切れをしてしまいました。
「満室ならホテルの前に満室って書いておいてよ。」
と怒っていると、門の前には私たちの理解できないドイツ語でなにやら書いてありました。
たぶん「満室」って書いてあったのでしょう。
いままで、インフォメーションセンターに頼りきっていた私たちの甘さに、バチがあったたのでしょうか?!
わたしたちは、
「もう、値段なんか関係ない、ドイツの夜をしのげる場所だったらどこでもいい!」という気持ちに変わっていました。
さすが、世界中の観光客が押し寄せる、”ノイシュバンシュタイン城”の町です。
そして、ついに見つけました。
入り口が何だか高級そうな、ホテルを。
「ウエッ、高そう!」
でも、もうそんなことは言っていられません。そのホテルには不似合いなバックパックを背負ったまま、フロントへ入りました。
そこにはとっても太ったおじさん(ハクション大魔王に激似です)が立っていました。
わたし「このホテルに泊まらせてもらえるかな?」
パタリロ「いやあ、わからんけど、聞いてみるしかない。」
とぶつぶつ・・・、おそるおそる聞いてみると、
「イエス。ブフッ
」と笑顔で言ってくれました。
ドイツ語なまりの英語のせいか、おじさんが太っているせいなのか?わたしたちの耳には全て語尾に” ブフッ
”と聞こえます。
そして、次に「中国人ですか?ブフッ
」と聞かれ「また~、間違われたよ」と思いました。
「NO、日本人です。」と言うと、とてもうれしそうにほほえみ、
「お~、日本人。じゃあ、東山 魁夷(ヒガシヤマ カイイ)って知ってる?ブフッ
」気が大きくなった私は、
「イエスもちろん。」と答えていました。
実際は、社会の授業で習った気がする程度でした。
パタリロは、「俺、全然知らんけど・・・。少年隊?」と隣でつぶやいていました。
すると、おじさんは、私たちに一枚の絵を見せながら、「カイイは、このホテルにいつも泊まってくれて、この絵を僕にプレゼントしてくれたんだ。ブフッ
」と話してくれました。
「へ~すごいね~。すばらしいね~。」と言いながら、「日本に帰ったら東山さんについて調べよう。いったい、誰だろう?」と思っていた私たちでした。
「じゃあ、カイイが泊まっていた部屋と同じ部屋にしてあげよう。ブフッ
」
え~画家のおじさんと同じ部屋~。
きっとすごく高い値段に違いないとヒヤッとしましたが、二人で95€(12350円)で風呂もトイレもついていて、しかも素晴らしい朝食が付くそうなので一安心しました。
そのあと、「ほれっ」とオレンジジュースを出してくれ、部屋へ案内してくれました。
そして、わたしたちは、この強烈な個性のやさしいおじさんを”ブフおじさん”と命名しました。残念ながらおじさんと写真を撮るのを忘れてしまいました。
その時に書いた、私の絵でしかイメージをお伝えできないのが残念です。

ブフおじさんの似顔絵

ブフおじさんにもらったおじさんのホテル”HOTEL CLISTINA”の絵葉書
<次回につづく>
東山 魁夷さんについて後日調べてみると、有名な日本画家で、http://http://www2.plala.or.jp/Donna/kaii.htm←このような絵を描かれる方で、
http://http://www.city.ichikawa.chiba.jp/bunka/higashiyama/index.html←このような美術館まであるおひとでした。(あの絵って実は高かったの?20万円くらい?)
今思えば、あの時見せてもらった絵を、もっとじっくり見ておけばよかったと思います・・・。
『深やき珈琲 そにろき』
http://www.sonirokicoffee.com←私たちの自家焙煎珈琲豆のお店です。ぜひ、遊びに来てください。


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ずっと、もしわたしたちが、ドイツへ行くことがあれば行ってみたいと思っていた場所が、”ノイシュバンシュタイン城”でした。
それを実現するために、私たちはノイシュバンシュタイン城の拠点の町、フュッセンへと向かいました。(このお城は、ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなったお城だそうです。)
午後にフュッセンに着いた私たちは、いつものようにインフォメーションセンターへ。
しかし、今回は、予約まではしてくれず、ホテルの紹介とホテルまでの行きかたを教えてくれただけでした・・・。
「ちぇっ、けち!でもまあ、何とかなるだろう」
と気を取り直して20キロ近くあるバックパック(大きなリュック)を背負い一軒一軒ホテルを訪ねて回ることとなりました。
観光シーズンのフュッセン、どのホテルも満室です。1軒目、2軒目、3軒目と断られ続け、スペインに続いて2度目のピンチを向かえ、くじけそうになりました。
それもこれも、この重い荷物のせいです、きっと・・。
ホテルが見つからないことと、荷物の重さで、2人とも変なテンションになり、
「次に海外に行く時は、小さなバックと、ビニールの買い物袋で行ってやる~。」
と変な逆切れをしてしまいました。
「満室ならホテルの前に満室って書いておいてよ。」
と怒っていると、門の前には私たちの理解できないドイツ語でなにやら書いてありました。
たぶん「満室」って書いてあったのでしょう。
いままで、インフォメーションセンターに頼りきっていた私たちの甘さに、バチがあったたのでしょうか?!
わたしたちは、
「もう、値段なんか関係ない、ドイツの夜をしのげる場所だったらどこでもいい!」という気持ちに変わっていました。
さすが、世界中の観光客が押し寄せる、”ノイシュバンシュタイン城”の町です。
そして、ついに見つけました。
入り口が何だか高級そうな、ホテルを。
「ウエッ、高そう!」
でも、もうそんなことは言っていられません。そのホテルには不似合いなバックパックを背負ったまま、フロントへ入りました。
そこにはとっても太ったおじさん(ハクション大魔王に激似です)が立っていました。
わたし「このホテルに泊まらせてもらえるかな?」
パタリロ「いやあ、わからんけど、聞いてみるしかない。」
とぶつぶつ・・・、おそるおそる聞いてみると、
「イエス。ブフッ

ドイツ語なまりの英語のせいか、おじさんが太っているせいなのか?わたしたちの耳には全て語尾に” ブフッ

そして、次に「中国人ですか?ブフッ

「NO、日本人です。」と言うと、とてもうれしそうにほほえみ、
「お~、日本人。じゃあ、東山 魁夷(ヒガシヤマ カイイ)って知ってる?ブフッ

「イエスもちろん。」と答えていました。
実際は、社会の授業で習った気がする程度でした。
パタリロは、「俺、全然知らんけど・・・。少年隊?」と隣でつぶやいていました。
すると、おじさんは、私たちに一枚の絵を見せながら、「カイイは、このホテルにいつも泊まってくれて、この絵を僕にプレゼントしてくれたんだ。ブフッ

「へ~すごいね~。すばらしいね~。」と言いながら、「日本に帰ったら東山さんについて調べよう。いったい、誰だろう?」と思っていた私たちでした。
「じゃあ、カイイが泊まっていた部屋と同じ部屋にしてあげよう。ブフッ

え~画家のおじさんと同じ部屋~。
きっとすごく高い値段に違いないとヒヤッとしましたが、二人で95€(12350円)で風呂もトイレもついていて、しかも素晴らしい朝食が付くそうなので一安心しました。
そのあと、「ほれっ」とオレンジジュースを出してくれ、部屋へ案内してくれました。
そして、わたしたちは、この強烈な個性のやさしいおじさんを”ブフおじさん”と命名しました。残念ながらおじさんと写真を撮るのを忘れてしまいました。
その時に書いた、私の絵でしかイメージをお伝えできないのが残念です。

ブフおじさんの似顔絵

ブフおじさんにもらったおじさんのホテル”HOTEL CLISTINA”の絵葉書
<次回につづく>
東山 魁夷さんについて後日調べてみると、有名な日本画家で、http://http://www2.plala.or.jp/Donna/kaii.htm←このような絵を描かれる方で、
http://http://www.city.ichikawa.chiba.jp/bunka/higashiyama/index.html←このような美術館まであるおひとでした。(あの絵って実は高かったの?20万円くらい?)
今思えば、あの時見せてもらった絵を、もっとじっくり見ておけばよかったと思います・・・。
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