”ヨーロッパの珈琲を勉強する旅 プラス ハネムーン”イタリア(ヴェネチア)編つづき

サン・マルコ寺院のベランダから見た景色。

寺院の壁画
次の日、ヴェネチアの大聖堂「サン・マルコ寺院」へ行きました。
雨にもかかわらずものすごい人で、入場するために、入り口でたっぷり1時間半も並びました。
やっと中に入り、いよいよハイライトの”黄金の壁画に宝石がちりばめられた絵”「パラ・ドーラ」のところへ行くと、その絵を見るために入場料以外にまたお金が必要でした。
「え~、地獄の沙汰も金次第とはこのことだ。キリスト教の寺院の中にある秘宝を見るためのお金って・・・。」とは思いましたが、とても、珍しいものらしいので、並んで見学することにしました。
サン・マルコ寺院では、寺院内の写真撮影は禁止されていてしかも、警備員までいるのに、みんなパシャパシャ写真を撮っていました。
わたしたちは、もちろん撮っていませんでしたが、警備員はいったい何のためにいるのだろうと思うとなんだかむしゃくしゃしてきました。
などと考えていると、宝石でできた絵を見学する順番が回ってきました。
「あれ、また誰かが写真を撮ってる。も~。」
と思っていたらパタリロです。
「はあ~。なんであんたまでもが・・・。」
すると、同じように並んでいたアメリカ人の女性が
「Stop.Taking」(やめなさいよ。)
と注意してきました。
「やめろパタリロ」と私も言おうとしたその時、パタリロが
「他の人にも言ってください。何であんたに言われないといけないんだ?」
と挑戦的にそのアメリカ人に言い返していました。
それを聞いて、アメリカ人の女の人達はえらく怒っていました。そして、警備員のところへ行って、英語でパタリロのことを話していたようでした。
でも、警備員は英語が分からないらしく、「???」の顔をしており、やっとのことで、その女の子の言うことを理解したようでした。
5分以上たって、やっと、警備員の男が探し始めました。
「え~~、なんで。今まで誰も捕まえてなかったジャン。」
と思ったのですが、結局、人が多すぎて、写真を撮ったのが誰か見つけることはできないようでした。
パタリロはこういうときには、とてもワル知恵が働きます。
「じっとして。へんに逃げたらあやしまれるから。」
といって何事もなかったかのようにゆっくり順路を進み、無事にサン・マルコ寺院を後にしたのでした。
警備の男の人は走って「パラ・ドーラ」で写真を撮った犯人=パタリロを追いかけていましたが、横をすり抜けていきました。
まるで、私が悪いことをしたように、ドキドキしました。
変なことで捕まるところだったので、パタリロには後でたっぷりお説教をしておきました。
撮らなくてもいい写真を撮って怒られて、本当に最低です。
「そんなにあの写真が撮りたかった?」
と聞くと、
「全然撮りたくなかった。ただ、ポストカードがあんなにたくさん売ってあるのに、撮っちゃいけないなんて横暴だと思って。しかも、みんなコソコソ撮ってるのに注意しないから・・・」
と言っていました。
う~ん。パタリロが悪い。

これが、黄金と宝石の壁画「パラ・ドーロ」。
確かにキラキラしていてきれいだが、私の美的j感覚とはちがう・・。
この写真はウィキペディアから引用。
パタリロの撮った写真は、結局変な風にしか撮れておらず、すぐに消去した。

1800年代続く老舗のカフェ「フローリアン」。
珈琲の味は、特別においしいと言うわけではないが、老舗の雰囲気は十分感じることができた。
お店のテラスではクラッシックの生演奏をしていました。

わたしたち、フローリアン似あわね~。
『深やき珈琲 そにろき』
http://www.sonirokicoffee.com←私たちの自家焙煎珈琲豆のお店です。ぜひ、遊びに来てください。



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