お店の庭の ”なぞの住人”

わかりますか?イヤリングのようなものがついています。何ですか?!こりゃ!

これが 『おとしぶみ』 です。器用にくるくるまいてあります。
一つだけ、そ~っと開いてみると、黄色いちっちゃな卵が一粒だけ大事そうに包んでありました。

彼が、うわさの『オトシブミくん』 です。ハイッ!
お店の庭の一角にバラを植えています。
去年、義理の母にプレゼントしたバラを挿し木して増やしたものがすくすく育ちました。
今日バラを観察していると「なにこれ~?」というものをみつけました。
”ままごとみたいにきれいに何かを包んである”ような、”花がイヤリングをしている”ような得体の知れないものが突然くっついていました。
調べてみるとこれは 「おとしぶみ」 というものだそうです。
『オトシブミ』 という虫が葉っぱに卵を産んで、その卵をきれいに包んで作ったものだそうです。
名前の由来は昔(平安時代くらい?)、直接手渡すのはちょっとね!?という内容のてがみ(恋文,密告,政治批判など)を貴族達が相手が気づくようにわざと地面に落としておいたという古事から来ています。
当時のてがみは巻紙に書かれていて、ちょうどこんな形だったのでしょう。
『オトシブミくん』も本来は地面に落とすらしいのですが、今回はバラのつぼみに似せたんでしょうか?器用にくっつけたままにしてあります。
一つとってみるとバラの葉っぱをくるくる巻いてあるのが確認できました。
いろんな虫がやってくるお店の庭ですが『オトシブミくん』はちょっと迷惑です。
大事なバラを切ったり貼ったりするなんて・・・。
でも、捨てるのも何だかかわいそうだし・・・。行く末を見守ってみようかなと思っています。



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